地球はじっくり回ってる♪

横浜在住。教師の端くれ。受験情報や学習法、受験生のための勉強グッズなどについて様々を綴ります。

「分かる」と「できる」、そして「使える」

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こんにちは。ORIONです。

「分かる」と「できる」は違うんだよ、とはよく聞く話です。恐らく、誰でも1度くらいは聞いたことはあるでしょう。そして、入試などで問題がスラスラ解けて、高得点を取るためには、「できる」ようになるだけでは不十分。身に付けた知識や解法を「使える」とか「使いこなせる」という状態にまで昇華させることが必要なのです。今回は、その辺りのことをまとめていきます。

 「分かる」と「できる」はどう違うの

「分かるならできるでしょ、だから”分かる”も”できる”も同じでしょ」とか言ってるそこのあなた。そうではないんですよ。例えば、授業で先生の説明を聞いて理解ができた、これは「分かる」という状態です。でも、家に帰って宿題をやろうとしたら、問題が解けない、これは「できる」ようにはなっていないということです。つまり、授業を受けて原理原則、問題の解き方などが頭でわかったとしてもそれがイコール「できる」にはならないのです。自分の力で問題を解けるようになる状態になって、はじめて「できる」といえるのです。

「分かる」を「できる」にするには

必要なのは反復練習

では、「分かる」から「できる」にするにはどうすればいいのでしょうか。必要なのは、反復練習です。家で一人で問題を解いても解けない場合は、解説を読んでみてください。式の意味が分かり、どうしてその答えになるのかが理解できれば「わかっている」ということです。ここで理解ができないならば、先生に質問することが大切です。読んでもわからないことでも、説明を聞くと意外にスラスラ頭に入ることもあります。

理解ができたらもう一度解こう

そうして理解ができたら、何日か置いて、もう一度その問題を解いてみることです。本当に式の意味が理解できているなら、自分の力で解くことができるはずです。ここまでの過程を面倒だと感じてしまい、途中でやめてしまうと、なかなか「できる」ようにはなりません。よく生徒には言いますが、そもそも勉強は面倒なものなのです。しかし、その面倒なところを乗り越えると楽しい世界が広がるのです。

「使える」そして「使いこなせる」

「できる」の次の段階が「使える」という状態で、ここまでくると実践力になり、得点力になります。勉強しているのに成績が上がらない、模試の点数が上がらない、という場合は、せっかくの知識を「使える」という状態にまでできていないのです。分かりやすい例でいえば、計算です。計算で大切なことは速さと正確さですよね。「6×7=」と聞かれて、瞬時に「42」と反応できないと「使える」とは言えません。「えーと、ロクシチ・・・なんだっけ? そうだ6が7個だから、6+6+6・・あ、そうか42だ!」とかではダメなのです。

 楽器の演奏でも同じかもしれません。ギターの教習本をみて、コードの押さえ方は理解した、なんとかその音も出せるようになった。でも曲の流れの中で、どんどんコードを切り替えていけなければ、演奏できるとは言えませんよね。曲の途中で、「えーと、この指でこれをおさえて、こっちはこれをおさえて。。。」とかやっているひまはないのです。つまり、何とか問題が解けるけど、正解を出すまでに1時間かかる、というのでは本番での得点力にはならないのです。

「できる」から「使える」ようになるために

ここまでの話で、わかるだけではダメ、できるだけでもダメ、使える知識こそが実践力であり得点力である事はお分りいただけたと思います。では、どうすれば「使える」そして「使いこなせる」という状態に昇華できるのか。答えは実はシンプルで、ここでもやはり反復練習なのです。それこそ気の遠くなるような反復練習です。でもそれは、スポーツでも楽器でも同じで、練習なしで上達することはないですよね。だからこそ、闇雲に頑張るのではなく、なぜ反復練習をしなくてはいけないのかということを正しく理解して、一歩一歩しっかり進んで欲しいと思います。

まとめ

「分かる」と「できる」は違う、「できる」と「使える」はもっと違うということ 、そして解法や知識を使えるようになるには、反復練習が大切であるということです。よく数学の図形が苦手な生徒が、「俺は図形のセンスがないからな。こんなところに補助線引くなんて思いつかないよ。」などと言っていたりしますが、そうではありません。問題を沢山解く中で、この場合はここから考える、この場合はここに補助線を引くという解法手順の引き出しを頭の中に作るのです。その解法の引き出しを沢山持っているかどうか、つまりどれだけ沢山解いて来たのか、が差になっているのであり、それはセンスではないのです。センスで片付けて諦めたりせずに、練習すればできるようになっていくということを信じて欲しいと思います。

 

そうなのね。私はいつも分かって満足して終わっていたから、テストになると解けなかったのね。

 

そうだね。僕の好きなサッカーでも、こうすればいい、と分かっていても練習しないとできるようにはならないしね。