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横浜在住。教師の端くれ。受験情報や学習法、受験生のための勉強グッズなどについて様々を綴ります。

共通になった「特色検査」は難しくない!

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こんにちは。ORIONです。

今日は、特色検査の話題について書いてみます。人気の難関校で実施されている特色検査ですが、保護者の皆様からは「実際はどんな問題なのですか?」ということをよく質問されます。共通問題になるという変化もありましたので、特色検査実施校を目指す皆様のお役に立てれば幸いです。

 特色検査が共通問題になる?!

特色検査はこれまで各高校が独自に作成をしてきました。それが来春2019年度入試より県教育委員会の主導で作成されるようになります。その内容は「共通問題」と「共通選択問題」からなるものになります。今回は、その内容と対策についてまとめていきます。

 

学力向上進学重点校である横浜翠嵐、湘南、柏陽、厚木の4校に、エントリー校である平塚江南、横須賀、希望が丘の3校を加えた7校が2019年度入試にて共通の特色検査を実施します。

 

現在の特色検査は、まさに高校の特色に応じた検査になっており、その内容は高校によって様々でした。それが、共通問題になることでどのように変化していくのでしょうか。

 

共通問題では、ただ単に5科目の内容が難しくなって出題されるということではなく、教科横断型の思考力を必要とするレベルの高い設問になることが予想されます。また、共通選択問題は10問程度用意され、その中からどの設問を選択していくか、という点で各校は特色を出していくことになります。そこには様々なタイプの設問が作られることが予想されますので、現在の各校の特色検査を分類し、対策を考えてみましょう。

 論理的思考力タイプ

5教科の知識で解くのではなく、与えられた文章、図、グラフ、資料などを活用し、論理的に思考することで解答を導くタイプの設問です。知っていれば解ける、知らなければ解けないということではなく、与えられた資料をもとにその場で考える力が求められます。様々な資料やグラフなどを活用するための情報処理能力も求められますし、解答にたどり着くまでの思考手順が多いこともあります。

このタイプの問題で求められる論理的思考力や情報処理能力は、恐らく特色検査を克服する上でベースとなる力です。そして高校や大学、さらには社会に出てからも役に立つ能力です。しっかりと身に付けたいですね。

 

英文読解タイプ

これは英語の長文をしっかりと読解し、その内容を問われるタイプの設問です。かなりの量の英文を短時間で読解する力が求められます。スラスラ読み、どんどん頭に入れていくスピードがポイントです。じっくりと読みながら「英語→日本語」という変換を頭の中で行うのではなく、目で追っている英文を英語のまま理解できるようなところまで力をつけることができると大きな武器になります。通常の学力検査の英語の長文読解よりもレベルが数段高いので、早い時期に通常レベルを克服し、そのあと特色検査の英文読解タイプの対策に入るといいでしょう。

 

日本文読解タイプ

論理的説明文などの日本語で書かれる長文を読解し、その文章の内容に沿った設問に答えるタイプの問題です。文章量は多いですが、英文読解に比べると対策はしやすいと思います。通常の学力検査における国語の学習の延長線上に位置しますので、日頃の国語学習をしっかりと行うことが対策となります。

 

パズルタイプ

希望が丘高校などが好んで出題していたパズルタイプの設問です。SPIテストのような論理問題や公立中高一貫校の適性検査などでも出題されるような規則性や図形の問題もあり、5教科の知識がなくても思考力だけで解くことができます。個人的には解いていて一番楽しいと感じます。例えば、立方体の展開図から空間認知力と思考力を駆使して解いていくような問題や論理や集合に関わる論理パズル、順に問題文を読みながら、情報を図で整理しながら思考する設問などがあります。最初は難しく感じても、量をこなしていくとコツがわかってきますから、がんばって訓練をしましょう。論理的思考の初期段階の訓練になりますので、特色検査対策を行う中では、早い段階で触れておきたい設問です。

 理数タイプ

理科や数学の知識や考え方をベースに解くタイプです。アインシュタインの相対性理論がベースになっている設問が出題されたこともあり、高い思考力が要求されることが特徴です。また、複雑な計算や式の変形が要求されることもあり、正確に素早く計算する力は当然のように求められます。

 

では、対策はどうする?

まず、5科目の基礎固めを

特色検査といっても様々なタイプがあることはご理解いただけたと思います。では、その対策はどうしたらいいのでしょうか?

有効な対策を行うために、特色検査が難しいと感じる要因について考えてみましょう。特色検査はなぜ、難しいのでしょうか?

それは、何が出題されるか予測ができないこと、初めて見る問題を制限時間内に解かなくてはいけないということ、そして何よりも「難しい」ということでしょうか。

であるならば、それに対する対策は何でしょう?

 

条件は、すべての受験生に対して同じなのですから、自分だけ大変なのではありません。できることの一番は、「まず、5科目の学力をしっかりとつける」ということです。神奈川の過去問題だけではなく、全国の入試問題にチャレンジして、様々な出題形式を経験しましょう。なんだ、そんなことか、と思われるかもしれませんが、他県の入試問題を数多く解いていくことは、実際にやってみるととても大変です。しかし、この経験が、5科目の学力を引き上げ、様々な出題形式に対応できる引き出しにもなっていくのです。

 特色検査の対策は、5科目の学力をしっかりと引き上げることである、ということを覚えておいてください。結局、5科目の入試得点が高いほうが、特色検査の得点も高いというデータの通りなのです。

受験生の皆さんは、教科の勉強が一番重要であり、特色検査のための特別な秘策があるわけではないということを念頭に、がんばってくださいね。