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数学なんて、将来使わないから勉強しなくていいんじゃない?

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「数学なんて、将来使わないから勉強しなくていいんじゃない?」って言葉を何万回聞いたことでしょう。理系科目が苦手な生徒のお決まりのセリフです。なるほど、その気持ちも分かります。確かに実生活で因数分解したり、化学反応式を書かされたりする場面はありません。それでも数学や理科を勉強することは大切なのだと私は思っています。そこで今回は、理系科目を学ぶ意義やその克服方法についてまとめてみたいと思います。

私も数学なんて分からなくても生きていけるって思っているところがあるのよね。何より数学って難しいし、苦手だわ。

でも最近はAIなど科学技術が発達してきているから、やっぱり理系科目は大事なんじゃないかなあ。

数学を学ぶ意義とは?

理系嫌いの子供への対応

数学が嫌いになりそうになっている子供に、数学を学ぶ意義を理解させるのは並大抵ではありません。なぜなら、それを理解してしまえば、数学を勉強しなくてはならない状況になってしまうからです。できれば数学から逃げ出したい、そう思っているから、数学を学ぶ意義なんて正論を説いても納得はしないのですね。

この場合は、まずできることから始めさせて、スモールステップを踏ませること。反復させて身に付けさせること。そして、できたことを褒めたり承認したりしながら、「なんかできると楽しいな。数学も面白いじゃん。」って思わせていくことしかないのではないでしょうか。少なくとも私は、経験上そう感じています。

だから、「数学なんて、将来使わないから勉強しなくていいんじゃない?」という子供に対し、正論では答えません。押し問答になることの方が多いですからね。それよりは、「その気持ち分かるよ」と言いながら、「でも、できることから頑張っていこうね」とした方が有意義なことが多いからです。

これは子供を前にした現実的なお話し。さて、それとは別に数学を学ぶ意義とは何でしょうか。

論理的思考力

理系科目の学習を通して身に付けられるもののうち、最も大切なものは「論理的思考力」であると思います。「受験で必要だから」ではなく、生きていく様々な場面で必要になる論理的思考力を鍛えるために、理系科目の学習が必要なのです。論理的思考力は、あらゆる意思決定、会議、プレゼン、書類やレポートの作成、会話などなど様々な場面で必要な力です。生きていくために必要な力ですから、文系であろうと理系であろうと、必ず身に付けておいた方がいいものですよね。

もちろん、国語など他の科目でも論理的思考力は鍛えることができると思います。文章読解など、文脈から根拠を見つけ分析、道筋を立てて結論に至る思考は十分に論理的です。一方、数学では、問題文で与えられた条件を見て、分析と状況把握を行い、定義を用いたり、仮説を立てたりしながら、試行錯誤していきます。定義(公式や定理も含めて)以外の知識がいらないという部分が他の科目と異なります。必要な定義の中で、論理的に思考する中で論理的思考力が身についていくのです。

なんか、話しがごちゃごちゃしてきたので、ちょっとまとめますね。つまり、「A=Bだよね。で、B=Cでもあるよね。だからA=Cなんだよ」っていう思考回路は、生活の様々な場面で使いますよねってことなんです。そして、問題にぶつかった時に、何とか解決しようとする姿勢もとても大切です。数学の問題の多くは、実社会で直面する問題よりも簡単ですから、物事にどう対応するのか、ということを学ぶことは有意義です。複雑な条件を分析し、一生懸命に考える経験が、「あきらめない生き方」の土台を作ると思うのです。

理系科目の勉強方法

暗記系と演習系

一口に理系科目といっても学習方法は2種類に分かれます。ひとつは「暗記系」、もう一つは「演習系」です。暗記系は主に化学や生物ですが、数学でも覚えなくてはならない公式や定理があります。まず、知識を身に付けなくては問題は解けませんから、暗記系の学習からスタートします。その上で、知識だけでは通用しませんから、演習を通して、「知識を使う」ことで定着させていくことが大切です。

授業に集中する

理系科目が嫌いになる多くの理由は、「難しい」と思い込んでしまう事です。そして、「覚えることが多くて頭に入らない」という事です。だから、まずは授業にしっかりと集中して、理解することに努めましょう。知識を身に付けるためには暗記が必要ですが、丸暗記は役に立ちません。なぜその公式が成り立つのか、この公式はどういう意味を持っているのか、どういうときに使えるのか、という事を理解していなくては、問題を解くときに頭がゴチャゴチャになってしまします。確かに理系科目では暗記は重要なのですが、それ以上に「理解」が大切なのです。だから、授業をおろそかにせず、しっかり集中するように努めましょう。

予習のススメ

授業を聞いてもその場ですぐに理解できないことが想定される場合、予習は有効です。事前に教科書を読んで、「何が難しそうか」という事が分かっていれば、「ここはちゃんと聞かないといけないな」ということが予測できるので、授業の聞き方も変わってくるでしょう。予習で全てを理解しておく必要はありません。どんな勉強をするのかな、ということを知っておくだけでも有効なのです。

復習は大切

その上で、授業で理解したことをしっかりと復習することが大切です。授業を受けても理解できないところはメモしておき、どうしても自力で解決できない場合には、授業後すぐに先生や理解できているクラスメイトに聞いてみるのもいいでしょう。“聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥”と言いますよね。

そして、ノートに授業内容をもう一度まとめていきます。自分が分かるようにノートにまとまながら、頭の整理をしていきます。これが本当の復習です。授業内容をまとめ終わった後は、その日に扱った内容を必ず解きなおす癖をつけましょう。自分の手を動かすことがアウトプットになり、確かな力がついていくのです。

「解法パターン」をおさえよう

「解法パターン」とは、「基本的にこの手順で処理すれば解ける」という基本ルールです。この時も機械的に手順に当てはめていくだけでなく、なぜその手順で処理していけば答えが出るのか、ということを理解するように努めましょう。そして、その「原則」が身についてきたら、「例外」を覚えていきます。応用問題ですね。原則となる解法パターンを理解した上で、条件が変わった時にどう対応していくのか、という事です。ここでは理屈が本当に重要な意味を持ちますから、公式さえ暗記していればオーケーということではありません。躓いたときは、公式の意味に立ち返って考えていきましょう。

計算力

最後に計算力についてです。いくら理屈が分かっていても計算力がなければ、正解にたどり着かないし、時間もかかってしまいます。だからしっかりした計算力は大切。そして、この計算力はトレーニングしなくては身に付きません。ピアノやギターの演奏と同じで、この弦とこの弦を抑えればいいんだね、と頭でわかっていても、何度も反復練習をしなくては思った通りに指は動かないですよね。曲を弾くためには、頭でわかるよりも自然に指が動くことが大切なのです。そのためには、反復練習しかありませんね。毎日少しの時間でも計算練習をすることが習慣になるようにするといいと思います。

・公式は、その意味を理解しよう
・この問題は、どの解法パターンで解けるのかをしっかり考えよう
・計算練習はトレーニングあるのみ

まとめ

理系科目は、解けるようになるとその楽しさが分かってきますが、解けないと全然楽しくないですよね。楽しくないと、「こんなの将来使わないし…」とか言いたくなってきちゃいます。うん、その気持ちは良く分かる。

でも、時には1問が解けなくて何時間も考えて、時には1日寝かせて次の日にまた何時間も考える。そうやって、頑張って頑張って解けたときの爽快感も味わってほしいのです。スカッとして、すごく気持ちいいですよ。

そうやって、粘り強く頑張る姿勢が、今後の人生の歩み方にも影響すると思うのです。だから、できることから一歩ずつ進んでいけるといいですね。