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クリティカル・シンキング(批判的思考力)

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クリティカル・シンキング(critical thinking)という言葉を聞いたことがありますか。

「批判的思考力」とも言われ、21世紀型能力として示されています。批判的、という言葉には、意見を否定するしたりするネガティブなイメージもありますが、近年の教育現場で子供たちに身に付けさせようとしている批判的思考力はそうではありません。問題や物事の本質を正しく捉え、正しい解決策を考えていく力なのです。今回は、この批判的思考力について探ってみます。

ロジカル・シンキング(論理的思考力)

クリティカルシンキング(批判的思考)と良く似ていますが、ロジカル・シンキング(論理的思考)といった言葉もありますね。どちらもビジネスパーソンに求められる能力として取り上げられることが多いようです。ではその違いは何なのでしょうか。

ロジカル・シンキング(論理的思考力)とは、問題に対して事実やデータから因果関係を明確化し、順序立てて物事を判断することを言います。前提となる結論が先にあり、それを支える事実を理由づける考え方です。

例えば、誰かに「夏は早起きの人が多いんだよ」と言われたとして、どう感じますか?

「なぜ?」という疑問も感じますよね。「夏」と「早起き」の因果関係が分からないからです。

しかし、「夏は日が昇る時間が早くなり、気温も早く上昇するので、早く目が覚める人が多いんだよ」と言われたならどうですか。

理由や因果関係が明確になり、納得しやすくなりますよね。このように、「なぜ?」と思う事を論理的に補強していく考え方がロジカル・シンキングです。

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クリティカル・シンキング

一方で、クリティカル・シンキングとはどのような思考力なのでしょうか。

例えば医者に行ったとしましょう。その医者がろくに診察もせずに、「熱が出て体温が高いね。今、流行っているから君は風邪だよ。」と言ったとすればどう感じますか。「本当だろうか?」と心配になりますよね。

もちろん実際には、そんな医者はどこにもいません。なぜならお医者さんが日々行っているのが批判的思考力だからです。「熱が出ているし、風邪が流行っているけれど、この人は本当に風邪だろうか?」と疑い、「のどの痛みはどうですか、鼻水は出ますか、全身のだるさはないですか、吐き気はありますか」など様々な質問を行い、診断と検査をして、あらゆる角度から原因を探り、発熱の理由を正しく特定していくのです。

このようにある事柄に対して、「それって本当?」というように、疑い、反論を検討していくのがロジカル・シンキング(批判的思考力)です。

つまり、ロジカル・シンキングは「物事を筋道立てて、論理的に考えること」であり、クリティカル・シンキングは「本当に正しいのか検討・検証し、本質を見極めること」なのです。

これからの子供たちに求められる力

批判的思考力と論理的思考力は、全く別の考え方ということではありません。むしろ、二つの思考力を使いこなすことが大切です。

何か問題に直面した時に、原因をクリティカルに考えることで核心を突いた解決策に到達し、その解決策をロジカルに説明するという力が求められているのです。

 

まとめ

「クリティカル・シンキング」も「ロジカル・シンキング」も、子供たちが社会に出たときにはとても有効的な思考手段です。状況や課題の内容によって、どちらを採用すべきか判断し、上手に使い分けることも大切ですし、問いかけや仮説を立てる「クリティカルシンキング」と、問題の要素を整理し分析する「ロジカルシンキング」を組み合わせて問題に取り組むことも大切です。

近年、プログラミング教育なども重視されてきていますが、これらを通してこのような思考力を養っていくことが、実社会で実践的に活用できる力になっていくのだとも思います。

まあ、人間ですから、時に感情的に物事をとらえ、感情で判断してしまう事もありますが、それでは本質から離れていてしまうことの方が多いのでしょうね。

 

今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。