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母の命日に思う事

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母の命日は仕事だったのだけれど、仕事で墓参りに行けなかった。やっと今日休みだったので、少し遅れてのお墓参り。母の日であったのは偶然です。

1年前に父も入って、今は両親が一緒に眠る墓。

妻と二人で手を合わせた。

母が亡くなって、27年。当時の母の年齢に、僕がだんだん近づいている。

もちろんいつかは越えていくのかもしれないけれど、やっぱり越えられないとも感じてしまうんだよね。なぜだろう。

 

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さて、最近はコロナウイルスで、連日死亡者数が報道されている。でもその数字が、増えたとか減ったとかの数字として報道されたときに、なんだか一人一人の命の重みが忘れられているようにも感じてしまうのです。

命は尊い。そのことはみんな分かってはいる。

でも、一方で自分たちが、尊い命を奪って、食べ物としていることもまた事実。そして食事のたびに命の尊さを感じたり、申し訳ないと思ったりはしない。

 

遠い国で大勢の子供が毎日なくなっている。でも、それを私たちは気にもかけない。何もないように、平然と日々を生きている。

 

でも、命は尊い。それは、もちとん分かってもいるんですよね。

 

身近な人が亡くなった時に、涙を流して悲しむのは決して嘘ではない。でも、見知らぬ人が亡くなった時に、その都度涙は流さない。

身近な命と遠い誰かの命の重みに差がないことも頭では理解はしている。

でも理解していることと、心が感じる感情はまた別なのであろうか。

多分、頭で理解している命の重さは絶対的なもので、感情で感じる命の重みは、相対的なものなのだろう。きっと。